超広角双眼鏡が好き。双眼鏡は見かけ視野角が命!


星や鳥などは見ません。コンサートやライブでの使用に限定しています

双眼鏡の視野角は50度くらいで十分の意見が多いですが、当方は臨場感を得るには全くの能力不足と考えます。

コンサートやライブで使用して臨場感を得るには50度以下ではだめです。人間の視野角は170度くらいありますので、50度では脳が情報不足となり迫力が、激減します。

中心のごく一部の目的物のみを確認する使い方(星見、鳥見)なら視野角より像質を優先すべきですが、コンサートや競技などに使用する時は、視野角が狭いと臨場感が少なく、迫力が全然ありません。

臨場感を得る為には、最低でも60度以上できたら70度以上の視野角がほしいです。理想を言えばバーチャルリアリティに使うグラス並の100度以上ほしい所です。

外側は、見えてさえいれば、像質は問題ありません。多少ゆがんでいても、脳が勝手に補正して迫力を感じさせてくれます。


超広角の臨場感のすばらしさは、最近流行のスポーツカム(アクションカム)という分野で認知されつつあります。

普通のビデオカメラが50〜70度程度の画角に対してGopro等のスポーツカムは、なんと対角150〜170度というすごさです。(周辺部はゆがみまくりです)

撮影された動画を見れば、その臨場感の違いがはっきりとわかります。一度Youtubeで『Gopro』で検索して違いを体感してください。(大画面で見るほどちがいがわかります。)


トップページ  双眼鏡の手振れ対策

見かけ視野角が65度以上ある双眼鏡

テレコンビノ 65°2倍 自作
コンサートには、まったく向かない

スペック

有効径40mm
倍率  2倍 
実視界 30度前後
視野  65度前後 
1000m先の視野 500mほど

重量200gくらい

プラネタリウムに、おすすめできる。
レビュー:

ネットでワイドビノ(注1)という製品を見つけ同じようなものをカメラ用のテレコンで作って見ました。テレコンを二個連結して、中央のヒンジで、目幅を調整できるようにしました。いわゆるテレコンビノの自作です。

ネット上では、自分の目をドーピングしたかの様な見え味、とか評価されています。

使った感じは、双眼鏡で見ている感覚はあまりなく、普通のメガネをかけてみているような感じです。この感覚が肉眼をドーピングした感じといわれる臨場感でしょう。

ただ、臨場感は抜群ですが、迫力はありません。また、タレントのアクセサリーとかの細かい物の識別力は、アップしませんでした。

此処まで倍率が低いとコンサートでは使う場面がありません。舞台から離れていれば低倍率ゆえの迫力不足ですし、かといって近くでも肉眼との差は、ほとんどありません。

星とかを見れば集光率が上がるので、暗い星も見えて使い道がありますが、ライブには不向きなようです。

最前列くらいで使えば良いかも知れませんが、さすがにそれだけの勇気はござませんw。使用中の姿を前から見ると、目玉お化けみたいで我ながら気持ち悪いです。最前列あたりで使ったら、超変態確定ですね。


注1  笠井トレーディングが輸入している、オペラグラス


笠井 SV422 SUPER-VIEW 68°4倍 購入価格 9800円
ライブ、コンサートの前席〜中席での使用におすすめ


販売終了

カタログスペック

有効径 22mm
倍率  4倍
実視界 17゜
視野  68度 
1000m先の視野 300m
射出瞳径 5.5mm
アイレリーフ 12mm メガネは改造で可能 
合焦機構 IF
ダハプリズム Bak4
最大寸法 120mmx103mmx55mm
重量 390g
三脚使用可能

ライブ、コンサートの6〜15列目の席におすすめ
(グループ鑑賞では、12列目〜)
レビュー:

ネットで1000m視界300mという歌い文句につられてコンサート用に買った製品です。視野角68度と4倍という低倍率が、あいまって見える範囲がすごく広いです。

1000m視界300mと言うのは、現時点で販売されている双眼鏡の中では、※1エクストラワイド900(パノラマ4000)と並んで、これ以上のものはありません。

外見は丸っこい感じの愛嬌のあるデザインです。ずんぐりむっくりしている所がハムスターみたいですね。

ただ、像質がいまいちです。視界の外周部では、だいぶピンボケ(同心円状にスジが入る感じ)です。中央部は良いですが、外部に行くにしたがって像がゆがんでいきます。特に外周部付近のゆがみは、強いです。

しかし、視野角が広いというだけで、50度前後の一般の双眼鏡では味わえない臨場感を得られます。この広い範囲が見える事から感じる臨場感は、激しく動く対象を見たときに顕著に感じられます。

対象が静物のときは、臨場感を感じる事がありません。

ピント調整は、片方独立のIF式ですが、ピント深度が深いため、広い範囲が調整なしで見えます(フリーフォーカス)。ので問題ないです。視力0.04の私の場合は、裸眼だと無限遠には、ぎりぎり調整範囲に入りました。

フリーフォーカスタイプの利点は、舞台以外のところからタレントが突然現れたときに、ピント調整無しで、一瞬で見れることです。

アイリレーフが12ミリ+接眼レンズ部のゴムカバーの厚みあるため、メガネ使用時では、視野がけられます。

要望:
視野角が、SW525と同じ80度前後で、アイレリーフが15ミリ程度の接眼レンズを採用してほしい。

※1
エクストラワイド900とは、ブッシュネル社が販売しているポロタイプの4倍の双眼鏡です。フリーフォーカスタイプ+アイリレーフが短いので近眼および老眼の人は使えません。

倍率が低いので、手振れとは無縁ですが、コンサートホールでは、前席〜中席での使用となります。後席や二階席では、さすがに迫力不足です。


MIZAR ミザール SW-422 68°4倍 購入価格8200円
SW-525の後継機  笠井SV422とは別物

ライブ、コンサートの前席〜中席での使用におすすめ

カタログスペック

有効径 22mm
倍率  4倍
実視界 17゜
視野  68度 
1000m先の視野 300m
射出瞳径 5.5mm
アイレリーフ 13mm (12mm?)メガネは改造で可
合焦機構 IF
ダハプリズム Bak4
最大寸法 120mmx103mmx55mm
重量 360g
三脚使用可能

ライブ、コンサートの6〜15列目の席におすすめ
(グループ鑑賞では、12列目〜)
レビュー:

SW-525の後継機として、2012年7月ころより販売されはじめました。外観、スペックともSV422と同じです。ただアイレリーフが12→13となっているところのみ違います。

もしかすると、内部が違うかも知れないと思って、買ってみたところ、うれしいことに内部構造が良い方に違いました。

視野環の周辺まで、ほぼボケせずにピントがあって見えます。もちろん値段なりの像質ですが、コンサ用ならまったく問題ありません。

ただし、アイレリーフが短く、メガネ使用ですとSV422と同じように視野の周辺がけられます。せっかく周辺まできれいに見えても、メガネ使用では性能が生かせません。カタログの13ミリはないように思われます。

そこで、ゴムの接眼カバーを強引にめくってみましたら、きれいに取れました(中国製の安作りが良かったです)。この状態でのぞきますと、ぎりぎりけられずに全視野を見ることができました。(メガネによってはけられます)

低倍率ですので、手振れも気になりませんし、なんといっても広い視界は気持ちよいです。

また、SV422同様ピント深度が深いので、広い範囲でピント調整なしで見れます(フリーフォーカスタイプ)。接眼レンズ部にしるしをつけて適当にあわせるだけでOKです。

視野が少し欠けることを厭わなければ、目の位置にも寛容です。少しくらいずれてもブラックアウトしませんのでその点でも使いやすいです。

フリーフォーカスタイプの利点は、舞台以外のところからタレントが突然現れたときに、ピント調整無しで、一瞬で見れることです。

SW525が生産中止になった今、後継機としては、この製品がお勧めです。

眼鏡対策としてゴムの見口を取ってみました(別ページ)

ちょっと変わった使い方ですが、電車等の乗り物から外の景色を眺めるにも最適です。対象物があっという間に通り過ぎてしまいますので、フォーカスフリーのこの機種でないと、ピント調整しているうちに通りすぎてしまいます。


MIZAR ミザールSW-525 77°5倍 購入価格 11000円
良い製品ですが製造中止

カタログスペック

倍率:   5倍
有効径: 25mm
実視界  15.5°
視野角  77.5 
1000m先の視野  270m  
アイレリーフ 14.5  メガネ使用可能
合焦機構  SF 
視度補正有
最短距離  1.5m
ひとみ径: 5.0mm
明るさ: 25.0
コート:フルマルチコート
プリズム材質:Bk7
大きさ  111×123×50  
重量  440g 
三脚使用可能

ライブ、コンサートの8〜20列目の席におすすめ
レビュー:

ネットで見つけたミザールSW-525と言う製品を購入してみました。競技やコンサートのライブの舞台を臨場感いっぱいに見るのが主目的です。

視野角が77度という超広角の製品ですので、1000m視野が270mもあります。笠井スーパービュー、パノラマ4000に次ぐ実視界の広さです。

実際に使ってみました所、視野角が笠井よりさらに広いので、双眼鏡を覗いているという感覚が少なく、舞台のすぐそばで見ている感じです。

また、視野の周辺まで、ほぼピントが合っていて、きれいに見えます。像質も笠井よりくっきりした感じです。これで11000円なら絶対に、お買い得ですね。

プリズムがBk7ですが、5倍に対して25ミリの対物使用で、打ち消していると推測されます。

メガネ使用者の当方にとって特記すべきは、アイレリーフが15ミリあるので、メガネをしたまま覗いても全視野が余裕で見えます。

競技などで、双眼鏡と肉眼で交互に忙しく交代して見るときには、大変便利です。特にコンサートでは重宝します

ただ、超広角+ロングアイレリーフのせいか、目の位置に少しシビアです。

接眼レンズ部を離れてみると、瞳はきれいに丸に見えますが、周囲に三日月状の光がはっきりと見えます。迷光が漏れでていますので、内部構造はあまり良いとはいえないです。プリズムがBk7ということも影響してると思います。


要望:
もうすこし、軽くしてほしい

追記2011-08-08
現在、カタログ落ちしています。こんな良い製品が売れないというのは、ちょっと悲しいですね。サイトを見ても販売側の宣伝の仕方がへたくそすぎました。この製品の長所を全く理解していません。

オークションで中古が出たら予備に一台買っておこうと思います。

メーカーに尋ねたところ、接眼レンズの歩留まりが悪く、赤字製品だったそうです。再販の予定は全くなく永久欠番だそうです。

※アメリカで全く同じスペックの製品が売られているのを発見しました。Galileo G-525SWAという製品名です。ゴムの見口形状が少し違いますが、同一製品と思われます。在庫がなくなれば廃盤になると思いますので、ほしい人は今のうちにこちらを買ったほうが良いかも。(2012-06追記:見つからなくなりました)


 
SIGHTRON SI525SWA 79度 5倍  購入価格14800円
ミザールSW-525の後継機のSW550とほぼ同一の製品
メガネの使用がギリギリできます

  カタログスペック

倍率: 5倍
有効径 25mm
実視界  15.8°
視野角  79°(旧表示) 
1000m視野  270m
アイレリーフ 15mm? メガネ使用可
合焦機構  SF 
視度補正 有
最短距離  25m
ひとみ径: 5mm
明るさ: 25.0
コート:全面マルチコート
プリズム材質:Bk7
大きさ 111x50x123mm   
重量   560g
三脚使用可能

その他  対物レンズ側に保護ガラスがあります。
 レビュー:

ミザールSW-525の後継機として発売されたSW550と外見が同一の製品です。

SW550は、アイレりーフが9ミリですので、メガネが使用できませんが、SI525は15ミリと表記されているので最悪でも12ミリくらいあるのではないかと思って購入しました。

実際に覗いてみますと、多分13ミリ前後程度ありましたので、ギリギリメガネの使用が可能でした。

視野角も79度という超広角で、1000m視野が270mというところも525と同一で実視界の広さを堪能できます。

また、値段相応の画質ですが視野の周辺まで、ほぼピントが合っていて、きれいに見えます
広い競技場やコンサート、ライブで会場全体を見るにはもってこいの機種です。

超広角+ロングアイレリーフのせいで、目の位置には少しシビアです。

この製品も525同様に視野角以外の光学性能は低く、接眼レンズ側から三日月状の偽瞳がはっきりと見えます。内部構造はあまり良いとはいえないです。プリズムがBk7ということも影響してると思います。

要望:
軽量化とアイレリーフの延長。


MIZAR ミザール CB-7NX 65°7倍 購入価格 4500円
135gとたいへん軽く、手に隠れるくらい小型
格安でも、それなりの性能がありますが、メインには少し無理

カタログスペック

倍率: 7倍
有効径 18mm
実視界  9.3°
視野角  65° 
1000m視野  163m
アイレリーフ 11mm メガネは改造で可?
合焦機構  SF 
視度補正 有
最短距離  1.5m
ひとみ径: 2.6mm
明るさ: 6.80
コート:マルチコート(一部)
プリズム材質:Bk7
大きさ 69x105x38mm   
重量   135g
三脚使用穴無し

ライブ、コンサートで隠れて(遠慮して)こそこそ見るにお勧めですw
レビュー:

ミザールは、昔から『安くて広角』の製品が好きなようです。この製品もそんな一品です。

4500円という、おもちゃクラスの価格でも、7倍で65度です。その代わりアイレリーフが11mmと短いので、そのままではメガネ使用は無理ですが、接眼部を削るなどの改造をすれば、メガネでも使えるだろうと、希望的観測で購入してみました。

安価ですので、改造に失敗しても、ダメージは少なく、気楽にあれこれいじれます。うまくメガネで使用できるように改造できれば、小型軽量なので、どこにでももって行けます。

さて、到着した製品は思っていたより小さくて、体積比ではミザールSW422の1/2程度のサイズです。双眼鏡としては最小クラスに入る製品です。これならポケットにも入れやすいですね。

外観は、いままで購入した双眼鏡の中でも安物感が、ダントツに高いです。サイズも小さいので、どこから見てもおもちゃみたいです(4500円の双眼鏡などおもちゃだろ!という突っ込みはなしでお願いします)

早速、ゴムの見口を手で強くひっぱりました所、簡単に取れました。さすが中国クオリティです。見口を取っただけでは、まだ視野がけられますが、そこそこの視野は確保できました。しかし、全視野を見るには、更なる改造が必要です。

肝心の視野角については、手持ちの7倍52度や7倍77度と比べてみて、65度は、ちゃんとありそうです。まずはこの点は、スペックに偽り無しで、一安心です。

看板などの文字の識別力も(昼間なら)、他の7倍の機種と比べてみましても多少おちますが、我慢できる範囲です。また遠くの景色をを眺めても特別ひどい事はなく、素直な感じで見えました。

ただし、像のコントラストは低く、景色全体に少し膜がかかったような感じで見えます。またピントあわせが少し、やりにくいです。(目の位置にも少しシビアです)。

さっと取り出してみるには、目幅などは先に調整し、固定しておかないと使いにくいです。

視野の周辺部は、すこしぼけていますが、ひどいひずみはありませんので、その点は好感が持てました。

もちろん、18ミリという口径と、プリズムがBk7で、さらにコーティングされていないレンズ面も多々あるので、とうぜん暗いところは苦手です、暗くなると急激に像質が落ちます。

ライブ、コンサートでの予備機としては十分な性能だと思われますが、逆光に弱く、強い光源が視野環のすぐそばにあると、視野内に白トビが出ます。コンサートの舞台で照明がこちらを向く場面では、対象を見失うことがあるかもしれません。

それでも値段を考えれば、ほぼ文句はありません。広角で超小型の双眼鏡としては、たいへんコスパが良いと思います

あと、最短合焦距離は、スペックでは1.5mとなっていますが、実際では2〜2.5mくらいです。まあ2〜3mの距離でタレントを双眼鏡で見ることはありえませんので、問題ないとおもいます。

ライブやコンサートで主力に使うには、もっと綺麗に見える他の製品がお勧めですが、大型では恥ずかしい(変態扱い)されるような場面での使用に向いているとおもいます。

手に隠れるくらい小さく、ぜんぜん目立ちませんのでライブのお供にサブ機としてもって行くには最適です。

めがね対策としてゴムの見口を取ったり、削ったりしました(別ページ)


MIZAR ミザールSW-735 77°7倍 購入価格 12800円
良い製品ですが、製造中止

カタログスペック

倍率: 7倍
有効径 35mm
実視界  11.5°
視野角  77.5° 
1000m視野  202m  (190m?)
アイレリーフ 13.5 メガネ使用可能
合焦機構  SF 
視度補正 有
最短距離   3m
ひとみ径: 5.0mm
明るさ: 25.0
コート:フルマルチコート
プリズム材質:Bk7
大きさ 111×123×50   
重量   575
三脚使用可能

ライブ、コンサートの12〜25列目の席におすすめ
レビュー:

5倍のSW-525が、とても良かったため、7倍のSW-735もコンサート用として購入してみました。

ケンコーの7倍とかぶるので、迷いましたが、SW-735はメガネがギリギリ使用できそうなので、購入することに決定しました。(輸入元発表14.0、箱13.5)

覗いてみると、本来は同じ明るさのはずのSW525と比べて、すこし明るいです。コートやレンズ枚数が違うかもしれません。また像の大きさが同じ7倍のケンコーSWAより、少し小さく感じます。

プリズムがBk7ですが、7倍に対して35ミリの対物使用で、打ち消していると推測されます。

アイレリーフがSW525よりわずかに短い13.5ですが、メガネをしたままで全視野が見えました。なおメガネ中央部(鼻あて付近)が盛り上がっている構造のメガネでは、ケラレる場合もあります。

超広角+ロングアイレリーフですがSW-525に比べると、少し目の位置に寛容な気がします。遠くの看板の文字を読み比べますと、SW525よりも細かい文字まで判別できます。(三脚使用時)

接眼レンズ部を離れてみると、瞳はきれいに丸に見えますが、こちらも周囲に三日月状の光がはっきりと見えます。よく見ると光の中に景色が見えてます。

もちろん30ISに比べますと、視野はわずかに曇って暗く感じますが、コンサートでの使用なら十分な明るさです。

要望:
8x40か10x50を出してほしい。

こちらも早々と販売中止になりましたが、525以上に赤字製品のようです。この製品と同等のものは、世界的に見ても2度と製造される事は無いでしょう。幻の名機となると思いますので、大事にしたいと思います。

2012-02-17追記 
カメラを貼り付けて画像を撮影して対象物の大きさを比べましたところケンコーのSWAと同じでしたので、像が小さく見えたのは、視野環が小さくなったことでの目の錯覚と思われます。

2012-03-14追記
見かけ視界が、525と同じはずですが、少し狭く感じます。実際は70度(190/1000m)くらいではないでしょうか。接眼レンズは525とは一部変更されて焦点距離が短くなっているそうです。


ケンコーSWA 7x32(パノラマ7000) 91°7倍 購入価格 12000円
近視でなければ、ライブ、コンサートには一推し

カタログスペック

有効径 32mm
倍率  7倍
実視界 13.1°
視野角  91度 
1000m先の視野 245m
ひとみ径 4.57mm
明るさ 20.8
アイレリーフ 8mm  メガネ使用不可  
最短合焦距離 3m
プリズム材質 Bak4+ミラー
サイズ   113×65×115mm
重量 710g
その他 : 視度補正あり SF
三脚使用可能

ライブ、コンサートの12〜25列目の席におすすめ
(グループ鑑賞では、20列目〜)
レビュー:

笠井スーパービューで、超広角の臨場感のすばらしさに目覚めてしまったおいらが、2番目に購入したのが、視野角91度というキチガイじみたスペックのケンコーSWA(旧パノラマ7000)です。

91度という超超広角ですが、視野の広い範囲で、そこそこピントは合って、きれいに見えます。像質は、SW525、SW735と比べてほとんど同じ感じです。昼間では、差は感じません。

しかし視野周辺のゆがみは大きいです。双眼鏡を大きく動かすと、視野がぐらぐらと、ゆれ動きます。競技等で、選手を追って双眼鏡を振り回していると、たぶん酔います。

また、アイレリーフが8ミリと短いので、メガネをはずして目を接眼レンズに近づけないと全視野が見えません。目に近いため、曇りやすいという欠点も出ます。

いちおう0.1以下の近眼の私でも、裸眼で30m先の舞台に楽に合焦可能でした。

双眼鏡と肉眼を交互に使う場合は、いちいちメガネをはずすのが、めんどうです。特にコンサートで使用するには煩雑です。

さらに、非力なおいらでは710gという重さは長時間の保持は、ちょっとしんどいです。サイズもポロ+ミラーと言うことで結構大きくかさばりますので、気軽には持ち出せません。

欠点だらけの製品ですが、視野角91度という圧倒的に広い視界は、全ての欠点を許してしまえます。超広角から得られる迫力は、他の双眼鏡では、味わえません。

花火などをこの双眼鏡で見ると、その迫力にびっくりします。もちろんライブでも迫力満点です。

鳥見とか、星見のような、ほぼ動かない対象を見る場合は、像質が最重要かも知れませんが、実際にその場にいるような錯覚(臨場感)を得るには、視野角の広さは重要と思えます。

要望:
アイレリーフが15ミリ以上の製品を出してほしい。

2012-03-10 追記
この製品も生産中止となったようです。メーカーの在庫がなくなれば手に入らないようになると思われます。ほしい方は今のうちにオークション等で手に入れておいたほうが良いと思います。

2019-06-13追記廃版と再販を繰り返しているようです。

2012-03-09追記
こちらも、視野角が、91度よりすこし狭く感じます、実際は80〜85度程度ではないかと思われます。


オリンパス 10x25 WPU 65度 10倍 購入価格9800円
携帯性に優れた、小型広角機 防水
コンサートでは、少しものたりない、メガネ不可
カタログスペック

有効径 25mm
倍率  10倍
実視界 6.5°
視野角  65度 
1000m先の視野 114m
ひとみ径  2.5mm
明るさ  6.38
アイレリーフ 12mm  メガネ使用不可
最短合焦距離  1.5m
プリズム材質 Bak4
サイズ   107x104x44mm
重量  260g
その他 : 視度補正あり SF
三脚使用不可
防水機能(JIS保護等級7級相当)1m5分

ライブ、コンサートの20〜35列目の席におすすめ、荷物を少なくしたい時にも軽量なので良い。
普通のホールでのグループ鑑賞には向かない。

レビュー:

メイン機の30ISやSW-735は、大きくて重いので、持って行くには前日からの気合入れが必要です。

小型軽量で、視野角が広いこの機種を購入しました。65度ですので、少しものたりませんが、現時点では、他に選択肢がありません。(対物25ミリ+6〜10倍+65度以上+300g以下+アイレリーフ12ミリ以上の条件)。

アイレリーフが12ミリですので、メガネ使用時には視野がけられます。対策としてツイストアップのリングをはずしてみましたが、それでもわずかにけられます。

接眼レンズ押さえが邪魔をしています。押さえがもう少し薄くなっていれば、メガネで十分使用できるのに残念です。接眼レンズ押さえを削って薄くする事は、視度調整リングをかねているので、ちょっと無理っぽいです。

像質は、無理に広角にしていないので、ピントも視野全体で綺麗にあっています。30ISと比べると交互にのぞくとほんの少し荒が見えますが、それほど劣ってはいません。ただ、ピント位置にシビアで少しあわせにくい感じがします。

ピントの最短距離は、1.5mですが逆ポロではないため、近くを見ると視野環がずれるので、単眼鏡としての使用となります。

同じダハでもSW-525の場合は、低倍率+超広角があいまって、1.5mでも何とか両目で見えました。

購入機だけの問題かもしれませんがピストンリングの動きが非常に悪いです。位置によって軽い場所と強く力を入れないと動かない場所とがあります。防水機構のパッキンが関係していると思われます。

視野角は10倍で65度ですと、少し物足りないです。10倍ですと70度以上はほしいところです。(30ISは60度ですが、あちらは防振というメリットがあります)。

結論としては、他の大型機が使えない時(場所や環境、荷物の量)にしか出番がなさそうです。

要望
アイレリーフを15ミリ程度、もしくはレンズカバーをもっと薄くメガネが使用できるようにしてほしい。


ビクセン アスコットSW10×50 10倍 購入価14800円
視野角85度の超広角機
超広角だが、像質(コントラスト)が悪い メガネ不可
カタログスペック

倍率 : 10倍
対物レンズ有効径 : 50mm
プリズム材質 : BaK4+ミラー
実視界 : 8.5°
見掛視界 : 85.0°
1000m先視界 : 148m
ひとみ径 : 5.0mm
明るさ : 25.0
アイレリーフ : 7ミリ メガネ不可
至近距離 : 約5.7m
サイズ : 高さ15.5×幅18.0×厚さ7.6cm
重さ : 875g
三脚使用可能
視度補正あり、センターフォーカス

ライブ、コンサートの20〜35列目での使用におすすめ。
普通のホールでのグループ鑑賞には向かない。
レビュー:

10倍で85度の視野角ということで、一度使ってみたくて、購入しました。ケンコーSWA7x32の対物レンズを32→50に変更した製品と思い手にいれてみました。

この製品はアイレリーフが7ミリしかありませんので、当然メガネは使用できません。今まででしたら近視のおいらは購入しませんでしたが、眼鏡の耳あてのつるの部分を改造することで、面倒なく使えるようになりました。(別ページ)

0.1以下の近視のおいらですが、裸眼で無限遠にピントを合わせる事が出来ました。

覗いてみた第一印象は、ケンコーSWAとほぼ同等の広大な視野角があり、開放感があります。これなら、コンサートで使えば迫力満点でしょう。

しかしその反面像質が悪くて、くっきりピントが合うのは中央付近のみです。中心から少し外れるだけでピントがぼけたような感じで曇って見えます。ゆがみは少ないのですが、視野がぼんやりかすんでいます。

ピントをいくら調整しても周囲のボケは収まりませんが、アイレリーフが短いので、ブラックアウトはしにくいのが救いです。

ケンコーSWAとは、内部の仕上げが違うと思われます。像質はケンコーSWAのほうがくっきりして見やすいです。アスコットでは、像がぼけているので左右の視度調整もやりにくいです。

視野が広いことによる開放感や迫力は、ありますのでコンサートだけに使用するという割りきりが必要です。もちろん大きくて重いので、一脚使用は必然です。

2012-12
実際のコンサートホール(2500席)の30列あたりで使用してみました。

タレントが視野の1/3くらいです。人物を中央にすえると周囲も広く見えて舞台の様子も良くわかります。同じ10倍のキャノン30ISより3〜4割くらい広い範囲の舞台が確認できます。この点はすばらしいです。

ダンスシーンでは、超広角の威力で迫力のある舞台を楽しめます。ただ、防振の効いた30ISでは、肌の質感までわかるのに比べて、この機種では、ピンボケのため、汚れた窓越しに見ているような感じです。

たとえると、視力表を同じ距離からみているときに視力が1.2から05くらいに下がった感じで、細かいところが見難いです。

超広角の迫力をとるか、30ISの手で触れれるような質感をとるのか、たいへん悩むところです。もう少しピント(コントラスト)がきちんと合ってほしいと感じました。




広角ではないけど、買ってみた双眼鏡

タスコtasco ESSENTIALS 4x30 : 49度
(ブッシュネルBushnell 4x30) 4000円

中国製のパチモンでゴミでした

スペック

倍率 : 4倍   
有効径 : 30mm  
プリズム材質 : BK7 
実視界 : 12.4°  
見掛視界 : 49度  
1000m先視界 : 217m
ひとみ径 : 7.5mm  
アイレリーフ : 15mm   
フリーコート
サイズ : 111 x 90 x 40mm
重量  200g?
レビュー:

小型で軽くてちょっとポケットに入れていくにはよさげでしたので、ほしくなりました。(1000m視界も200m以上あります)

ただ値段が、安すぎるのがちょっと不安でしたので、念のため販売店にスペックの間違いはないかメールで確かめましたところ『間違いない』との事でしたので注文しました。

しかし、届いた製品は、カタログスペックとはまったく違う、外見だけそっくりな中国製のパチモンのオペラグラス(ガリレオ式)でした。

光学性能は良く見積もっても、見かけ視界は17度程度、1000m視界は70m程度という悲惨さです。

販売店にクレームを入れたところ、スペックは、あくまでも設計値であって、実際の製品ではそれに満たない場合もある、との返事でした。

なっとくできないおいらが、設計値といってもオペラグラス(ガリレオ式)で、4倍の場合で、実視界12度を取るには対物レンズの直径が60センチくらいないと不可能な事、プリズムが無い事、アイレリーフと言う概念がない事、コートがほとんどされていない事、などから、明らかにパチモンであることを指摘しました。

たいして、販売店からの返事は、『スペックに不満があるなら返品してくれ』となりましたので、返品しましたが、偽物を売っておいて、ばれたら返金すれば良いという販売姿勢は、困りものです。

その後ネット上をあちこち探しましたが、全てパチモンばかりで、本物はどこにもありませんでした。

要望:
本物を売ってほしい。


ビクセンフラットHF5×17 45度 
購入価格 10000円
美術館や博物館のお供に最適
スペック

倍率 : 5倍
有効径 : 17mm
プリズム材質 : BaK4
実視界 : 9.0°
見掛視界 : 45.0°
1000m先視界 : 157m
ひとみ径 : 3.4mm
アイレリーフ : 14.0mm
至近距離 : 3.0m
サイズ :60×90×28
重さ : 175g
視度補正なし SF

コンサート以外のちょっとした外出時に持っていくのにおすすめです。
レビュー:

美術館や博物館などで使う目的で購入、ポケットに入り、なおかつ眼鏡が使えることが購入動機です。

元はキャノンで販売していたキャノン5X17FCという機種をビクセンが代わりに販売している双眼鏡

同じ名前で7倍と、5〜15倍のズーム機があります。7倍は同じ設計の製品ですが、ズーム機のほうは、名前は同じですが全くの別機種です。低倍率側の視野角は26度しかないというゴミみたいな製品です。

口径17ミリですので、明るくて手振れの影響もない5倍がベストチョイスだと思い5倍を購入しましたが大正解でした。
像質は、17ミリという口径ながら、かっちりとした感じで、土台のよさが感じられます。昼間なら視野全体がくっきりと見えてサイズを忘れさせてくれます。

ポケットに入る小型双眼鏡で、唯一メガネをかけたまま、楽に使える製品です。(ニコン遊はアイリレーフ13ミリなのでギリギリです)

アイリレーフは14ミリですが、実スペックは20ミリ近くあり、そのままではメガネ使用時でも目が接眼レンズに近づきすぎるために『ブラックアウト』をおこしやすいです。

ですので、メガネ使用時でも少し離すと見やすいです。女性で超特大のアイラッシュをしていても大丈夫です。

スライドタイプの目幅調整は一度あわせておけば、取り出すたびに調整しなくて済む所がたいへん便利です。ただし目いっぱい小さくしても57ミリほどですので、目幅が狭い女性やお子様には合わない場合があります。

至近距離もカタログスペックは3mですが、2m弱まで合焦可能です。逆ポロではないので、至近距離では両目の像がずれやすいです。

また欠点としては、見かけ視界45度というのは、井戸の底から見ているようで、臨場感はまったくありません。ライブなどにはまったく不向きです。使っても前席用となります。

小型と最短焦点距離が短い事を生かして、美術館や博物館、などに持って行くのが良いとおもいます。


要望:
視野角が、45度と狭く鍵穴みたいで見にくいので、55度くらいにまで広げてほしい。


ネットで特価販売の格安双眼鏡 購入価格 2980円(税込み、送料共)
ケンコーSG ツイストアップ 10x25 56度
コンサート用の入門機として最適です。
スペック

倍率 : 10倍
有効径 : 25mm
プリズム材質 : BaK4
実視界 : 5.6°
見掛視界 :56.0°
1000m先視界 : 96m
ひとみ径 : 2.5mm
アイレリーフ : 15.0mm
至近距離 : 3.0m
サイズ
重さ :280g
視度補正あり、 SF
ツイストアップ見口

ライブ、コンサートの20〜40列目の席におすすめ。安価なので、ラフにつかえます。
レビュー:

何事も経験と言うことで、星見や鳥見のサイトではまったく相手にされていない、安物の特価品を買ってみました。何と送料と消費税込みで2980円と言うバーゲン価格です(初値は5000円程度)。

もちろん星見とか、鳥見とかはしません。コンサートで、ひたすらタレントをガン見するだけの一点使用です。8倍もありましたが、あえて10倍の方を選びました。

カタログに嘘がなければ、対物25ミリ+BaK4プリズム+マルチコート+ロングアイレリーフと言う信じれないスペックです。

さらに、ツイストUP見口+視野角56度の接眼レンズ採用ときてますので、一体どうやって利益を出すのか不思議に思えてしまいます。

外観は、写真よりチープで、特にシルバーの塗装部分は、中国製の安物感を主張しています。どこから見ても高級感は無いです。(実際にはフィリッピン製)

サイズは、このタイプの安物双眼鏡の標準?サイズで特に小型と言う感じではありません。そこそこの大きさがあるので、ポケットには少し入れにくい感じです。

視野角はカタログ表示の56度は、十分にあるようです。またピントも視野の隅まで、ほぼ崩れていません。解像度に関しては、きちんと固定できれば、7〜8倍より細かい文字まで読み取りできました。

10倍と言うことで手振れは、はっきりと出ます。手持ちでは常時プルプルふるえて、目が疲れますので、気楽に見るには、8倍の製品の方が良いと思われます。

アイレリーフが15ミリなので、メガネを使用したまま全視野が見えます。ケラレはまったくありません。またツイストアップの見口も使いやすいです。

像質は、あたりまえですが、キャノン30ISには比べるべくも無く、視野全体にうっすらと霧がかかったような感じです。ただコンサートでは、スモークを炊きまくりですので、あまり欠点とはならないと思われます。

アイカップを縮めた時は、暗い所を見る時に横から光があると、目の横をふさがないと、視野が白飛びします。

暗い所は、対物が25ミリと言うことで、やはり苦手です。コントラストも悪く、よく見えませんが、これもコンサートでは舞台が明るいので、欠点とはならないと思います。

ブラックアウトは、キャノン30ISやビクセンHF5に比べると、なりにくいです。

現時点での評価としては、値段を考えると、信じれないくらい性能が高いと思います。

2012-03-15 追記:
中規模のコンサートホールで使用してみました。もちろん一脚使用です。

明るい舞台なら、とくに問題はありません。30mほど離れたタレントの顔のほくろがはっきりと確認できました。30ISとの差はあまりありません。ただ微振動は残るので30ISより目が疲れます。

像質の差は、会場が演出のためにスモークを焚きまくる事とカラー照明を使いまくる事の二点で、30ISとの差はあまりわかりませんでした。(綺麗な照明が当たると、肌の質感までわかる30ISにはかないません)。

わずかに暗く感じる程度です。超広角ではないため欠点が目立ちません。

コンサート用に、とにかく安い機種がほしいという方に最適だと思います。(広く見える8倍機をお勧めします。)


Canon 10x30IS 防振双眼鏡  60度 10倍
購入価格45000円
コンサートには現時点で一押し 防振は麻薬的です。
スペック

有効径 30mm
倍率  10倍
実視界 6°
視野角  60度 
1000m先の視野 105m
ひとみ径 3.0mm
アイレリーフ 14.5mm  
最短合焦距離 4.2m
プリズム材質 Bak4
サイズ   127×150×70mm
重量   600g  電池別(単3x2)
その他 : 視度補正あり SF

ライブ、コンサートの20〜40列目の席におすすめ、立ち見の時の見やすさは、防振以外は比較対象にならないです。
レビュー:

中型コンサートホールで、二階席から、舞台上のタレントのアクセサリーやファッション等の確認目的で購入。また、アイレリーフが長くメガネが使えることも購入動機。

防振効果で、手持ちでも細かい所まできれいに見えます。像のきれいさや明るさも手持ちの中ではこれが一番きれいです。手振れの防止効果は大きいです。

防振を抜きにしても、このクラス(30ミリ)としては十分な性能を持っていると思います。

コンサート会場で、舞台まで25m程度の距離から、見た場合は、タレントが指輪をしていた場合に、どの指にしているかが確認できます。今使っているものの中では最高の識別力です。ほぼ最前列から見たのと同等です。

また細かい揺れがなくなる事による双眼鏡酔いなどの眼精疲労が出にくく、長時間連続使用が可能。

一脚に取り付けて使用した場合に、1Kほど離れたところで、桜の花びらが風に舞っているのが確認できました。(バックの景色が黒かったので確認できました)

防振を切ると、一脚に乗せた状態では確認不可能でしたので、一脚使用時にも手振れ防止の効果が十分あることになります。

防振を使ってみて、いかに手振れで、双眼鏡本来の性能をスポイルしていたかが、判明しました。防振を使うと、別次元のリアルさが感じられます。

細かい所の識別能力(分解能)は、防振が無い製品とは比べること自体が間違っているほどの差があります。この点では、どんな超高級機でもかなわないと思います。特に細かい文字の判別力は、抜群です。

欠点は、
▲ ミザール735に比べると少しブラックアウトしやすく、スイートスポットが狭い。
▲ ISボタンが固定ではない
▲三脚(一脚)固定用のネジ穴がない。
設計者は、ユーザーは全員が自衛隊員みたいなマッチョだと思っているのだろうか?ペットボトル1本分以上の重さの物を目の高さに長時間上げていることが出来る人間はそうはいません。防振だからこそ、一脚などで手の疲労をなくし、長時間連続で見れる事が、大きなメリットとなります。

要望
もう少し広角(65度以上)、スイートスポットを広く、ISボタンを固定可に、三脚取り付け穴の設置。

2012-03-15追記
実際にコンサートで使いましたところ、手振れがなくなる事によって、リアル感が格段にアップしました。舞台上のタレントの肌の質感までわかります。超広角とはまた違った、ちょっと麻薬的ライブ感があります。この製品が、もっと広角になれば、うれしいですね。

購入後ネットで検索してみると、この製品は最近まで、キャノンの防振双眼鏡の中では不人気製品で、あまり売れていなかったようですが、此処にきてコンサート(ライブ)で使用する人がうなぎのぼりだそうです。

価格コムの売り上げランキングで、安物の製品を押しのけて、ベスト5以内に入っている事は驚異的です。(2011〜12にかけてアイドルのコンサートでの使用が流行になったようです)

アイドルファンの数は天文人口などとは比べ物にならないくらい多いのですから、いったん火がついたらプラスのスパイラルに入って、双眼鏡業界の救世主になるかもしれません。

※2012年5月の売り上げランキングのベスト10で、3位30IS、7位LSI、8位50ISが入るという異常事態になっています、在庫どころかメーカーの材料も一掃されて、新型が登場する素地が出来ましたね(希望的観測)

最近は、ビデオカメラにも光学式手振れ補正機種がでてきてますので、部品の共通化により、小型機種に搭載されれば、うれしいですね




親が買って、家にある双眼鏡  昭和の古い製品

folding opera glass 2.5倍x25
スペック

倍率 2.5倍
対物 25ミリ
実視界  9度

休眠中、、、
レビュー:

昭和40〜50年代に売られていたオペラグラスです。観劇用に買ったのですが、やはり倍率が2.5倍では視野が狭い事とあいまって、あまり使わずにお蔵入りになってしまったようです。

何十年もそのままほかっておかれたわけですが、特にきちんと保管したわけでもないですが、現時点で点検して見ても、カビとか曇りとかは全くありません。

今となっては、全く出番がなく倉庫の隅で眠っています。


Carton光学  6x15 42度 
スペック

倍率 6倍
対物 15ミリ
実視界   7度
視野角  42度
アイレリーフ 10ミリ程度?

休眠中、、、、
レビュー:

昭和40〜50年代の製品です。上記のオペラグラスでは倍率不足と言うことで、観劇用に購入したのですが、こちらもあまり使われずにお蔵入りとなっています。

視野角が狭く、口径も小さいので、舞台の俳優の表情の確認程度にしか使えなかったのが原因です。

こちらも、現時点で点検して見ても、カビとか曇りとかは全くありません。ピストンリングもスムースに動きます。(像質は口径、年代からしてそれなりです)。

昔の製品には、製造者の良心みたいなものを感じる事が出来ますね。

この製品も、上のオペラグラスと同じ倉庫で冬眠中です。


Fokus 7x21 52.5度
スペック

倍率 7倍
対物 21ミリ
実視界 7.5度
視野角  52.5度
アイレリーフ  13ミリ程度?
重さ 240g

今でも現役で活躍中
レビュー:

昭和40〜50年代の製品です、カートンやHF5ほど小型ではないですが、それでも十分小型でズボンのポケットに入れれるくらいです。

上記2台では舞台が良く見えないと不満だったらしく、三台目に買ったののがこの製品です。この製品はとても気に入って、沢山の観劇にお供したようです。

歴戦の結果、外見は傷だらけでぼろぼろですが、覗いてみると傷やカビ、埃もなくきれいに見えます。

また、アイポイントに寛容で、とても見やすい双眼鏡です。おいらは最初の双眼鏡がこの製品でしたので、他のものを買って初めてこの製品の長所に気がつきました。

広角をいくつか持っている今でも、小型軽量なので、気楽に持ち出して使えるので、重宝しています。

メガネをした状態ですとギリギリ全視野が見えるくらいですので、アイリレーフは13ミリくらいだと思われます。

像質は、少し着色が感じられる事と、口径からくるコントラストの悪さですが、サイズを考えれば十分だと思います。

この製品も数十年の時を経ても、カビとか曇りとかは全く発生していません。夜露(星見)とか霧や雨(鳥見)にさらされるような使い方をしなければ、保管庫は要らないと思います。

この製品と同等のミニタイプで、現在のコーティングをされた製品がほしくて、探したのですが、全く見当たりません。日の出光学のA1、NI、S1等が希望に近いのですが、どれも視野角が50度以下(A1-47度、N1−44度、S1-48度)しかないので、購入にはいたっていません。

近い性能と言うことでオリンパス10x25WPUを購入(2012/08)してみましたが、やはりアイレリーフが12ミリでは代用になりませんでした。



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